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2008年2月

2月29日 跳躍の日

366日への旅 > きょうは何の日? > 2月の記念日

2月29日 跳躍の日

2月29日 跳躍の日

 閏(うるう)年の翌年の曜日は、一つ飛び越してふたつずれます。
 このことから、英語では閏年のことを"leap day"、飛び越える日といいます。
 かつてイギリスでは、この日だけは女性から男性へのプロポーズが伝統的に公認され、男性はそれを断ることができませんでした。

記念日アニメ
跳躍の日

他の記念日

閏日
 4年に1度(ただし400年に97日)の閏年には、2月28日の翌日に閏日として29日が入ります。
 これは、1年の日数が365日ではなく365.2422日なので、そのずれを調整する為です。
 西暦の年が100で割り切れ、かつ、400で割りきれない年は閏日を入れない平年になります。

 2月29日生まれの人は、平年には2月末日の満了の時、つまり2月28日が終了する瞬間に年齢が変わります。
 これは以下のような理由によります。
 年齢の数え方については、法律で以下のように決められています。
 つまり、
「年を単位として期間を定めた場合には、起算日の応答日の前日に期間が満了する。
 ただし、応当日がない時はその月の末日を満期日とする。」
 としています。
 これより、0歳の期間が満了するのは誕生日の前日が終了する瞬間(23時59分59.999...秒)で、その時から1歳ということになります。
 他の年でも同様に、誕生日の前日が終了する瞬間に年齢が変ります。
 それで、2月29日生まれの場合は「ただし」以降が適用されて、平年では2月の末日が満期日となり、28日が終了する瞬間に年齢が変ります。
 運転免許の書換え等の場合は、免許の効力の満期日が2月28日となるので、その一箇月前の1月28日から書換えができます。

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 跳躍の日
きょうの誕生花 → よもぎ
きょうの誕生日 → 1948年 赤川次郎 (小説家)

きょうの日本昔話 → もぐさのききめ
きょうの世界昔話 → ものをいう鍋
きょうの日本民話 → 金色のトビ
きょうのイソップ童話 → できないことを約束する男
きょうの江戸小話 → ただ

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2月28日 バカヤローの日

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2月28日 バカヤローの日

2月28日 バカヤローの日

 1953(昭和28)年、時の首相・吉田茂が衆議院予算委員会で、西村栄一議員の質問に対し興奮のあまり、「バカヤロー」と発言しました。
 これがもとで内閣不信任案が提出・可決され、この年の3月14日に衆議院が解散しました。
 いわゆる「バカヤロー解散」です。

記念日アニメ
バカヤローの日

他の記念日

ビスケットの日
全国ビスケット協会が1980(昭和55)年に制定し、翌年から実施。
1855(安政2)年、パンの製法を学ぶ為に長崎に留学していた水戸藩の柴田方庵が、同藩の萩信之助に、パン・ビスケットの製法を書いた「パン・ビスコイト製法書」を送りました。これが、ビスケットの製法を記した日本初の文書とされています。
また、ビスケットの語原がラテン語で「二度焼かれた物」という意味の「ビス・コクトゥス(bis coctus)」であることから、「に(2)どや(8)く」の語呂合せの意味も持たせています。

織部の日
岐阜県土岐市が制定。
1599(慶長4)年、千利休亡き後の豊臣秀吉の茶頭・古田織部が、自分が焼いた茶器を用いて茶会を開きました。この器が後に織部焼と呼ばれるようになりました。

エッセイ記念日
木村治美エッセイストグループ(keg)が制定。
エッセイストの元祖とされるフランスのミシェル・ド・モンテーニュの1533年の誕生日。

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → バカヤローの日
きょうの誕生花 → みすみそう(ゆきわりそう)
きょうの誕生日 → 1978年 菊川怜 (タレント)

きょうの日本昔話 → クラゲのおつかい
きょうの世界昔話 → トラになった王さま
きょうの日本民話 → カッパのわび証文
きょうのイソップ童話 → 足をけがしたふりをするロバとオオカミ
きょうの江戸小話 → おれじゃない

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2月27日 新撰組の日

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2月27日 新撰組の日

2月27日 新撰組の日

 1862(文久2)年のこの日、京都で江戸幕府が武芸にすぐれた浪士をあつめてつくった武力組織、新撰組の前身「壬生(みぶ)組」が結成されました。
 初め20人前後だった隊員数は、65年(慶応元)ごろの最盛期には約200人にふくらんでいます。
 1864年(元治元)の池田屋事件での活躍が有名で、尊攘派に大きな打撃をあたえました。
 ところで、隊員の1ヶ月の手当は、局長50両、副長40両、助勤30両、平隊士10両ほどでしたが、当時は1両2分あれば、親子5人が楽に暮らせたといいます。
 かなりの高給ですね。

記念日アニメ
新撰組の日

刀に関する昔話
(日本小話 →詳細)

まんじゅうのためしぎり
福娘童話集より

まんじゅうのためしぎり

 殿さまが、新しい刀を手に入れました。
 まい日、まい日、ながめていましたが、ある日、けらいに、いいました。
「この刀で、一度ためしぎり( →詳細 )をしてみたいものだが、まさか、ふくめんをして、つじぎり(刀の切れ味を確かめるため、街頭で人を切ること)をするわけにはいかないし、何かよい方法はないものだろうか」
 すると、けらいが、
「それなら、まんじゅうを十個かさねて、おきりなさいませ。かさねて下まできれておれば、ちょうど、人間の胴体をきったのと、同じだともうします」
「そうか、それではさっそく、ためしてみることにいたそう」
「へい」
 けらいは、さっそく、まんじゅうを用意しますと、ざしきのまん中に、十個つみかさねました。
「では、おためしください」
「よし、・・・」
 殿さまが、『えいっ』と気あいをかけて、刀をふりおろしますと、みごとに、たたみまできれております。
「おみごと! これは、あっぱれな名刀ですな。それでは、きりすてたこの死がいは、わたくしめが、とむらってやりましょう」
と、けらいは、まんまと、まんじゅうを手に入れました。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 新撰組の日
きょうの誕生花 → サキシフラガ(くもまぐさ)
きょうの誕生日 → 1969年 富田靖子 (俳優)

きょうの日本昔話 → 旅は道連れ
きょうの世界昔話 → わすれな草
きょうの日本民話 → カッパと伝次の約束
きょうのイソップ童話 → ライオンの皮を着たロバとキツネ
きょうの江戸小話 → ふとん

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2月26日 咸臨丸の日

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2月26日 咸臨丸の日

2月26日 咸臨丸の日

 1860(万延元)年、江戸幕府が派遣した使節団が咸臨丸(かんりんまる)で太平洋を横断してサンフランシスコに到着した日です。
 咸臨丸は、日米修好通商条約批准のため遺米使節団を乗せた日本初の本格的な洋式軍艦で、勝海舟や福沢諭吉らが乗船していました。

記念日アニメ
咸臨丸の日

他の記念日

2.26事件の日
1936(昭和11)年、2.26事件が発生しました。
陸軍の皇道派の青年将校が、対立していた統制派の打倒と国家改造を目指し、約1500名の部隊を率いて首相官邸等を襲撃しました。
内大臣・大蔵大臣等が殺害され、永田町一帯が占拠されました。
当初、陸軍の首脳部は青年将校たちの行動を容認する態度をとっていましたが、海軍が鎮圧を要求し、天皇も同様の立場をとったので、29日に鎮圧を開始しました。
飛行機から「下士官兵ニ告グ」のビラを撒いて帰順を勧め、「今からでも決して遅くはないから、直ちに抵抗をやめて軍旗の下に復帰する様にせよ」との投降を呼びかけるラジオ放送を行いました。
形勢が不利になったと判断した将校たちは兵を原隊に帰し、2名が自決、残りの者が自首して、その日のうちに鎮定されました。

脱出の日
1815年、エルバ島に流刑されていたナポレオンが島を脱出してパリに向かいました。

パナマ運河開通記念日
1914(大正2)年、太平洋と大西洋を連絡するパナマ運河が開通しました。
パナマ運河は、中央アメリカのパナマ地峡を開削した閘門[こうもん]式運河で、当初はスエズ運河を開削したフランス人技師レセップスが工事を進めていましたが、作業員がマラリア等の病気にかかる等で失敗し、その後をアメリカが継いで完成させました。

血液銀行開業記念日
1951(昭和26)年、日本初の血液銀行・日本ブラッドバンク(後のミドリ十字。吉富製薬と合併する等して現在は三菱ウェルファーマ)が大阪に設立されました。
血液銀行は、献血等により提供者から採取した血液を保存管理して輸血に必要な血液を確保し、必要に応じて供給する機関で、GHQの指示により設置されました。
翌1952(昭和27)年に、日本赤十字社も血液銀行を設立しました。

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 咸臨丸の日
きょうの誕生花 → スノードロップ
きょうの誕生日 → 1956年 桑田佳祐 (ミュージシャン)

きょうの日本昔話 → ひっぱりあいず
きょうの世界昔話 → ソバとゆうだち
きょうの日本民話 → おたつ女郎
きょうのイソップ童話 → 旅に出たディオゲネス
きょうの江戸小話 → 七の字

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2月25日 夕刊紙の日

366日への旅 > きょうは何の日? > 2月の記念日

2月25日 夕刊紙の日

2月25日 夕刊紙の日

 1969(昭和44)年、日本初の駅売りタブロイド判夕刊紙「夕刊フジ」が発刊されたのがこの日です。
 ちなみに日本で新聞の夕刊が登場したのは1915(大正4)年の10月10日で、「大阪朝日新聞」と「大阪毎日新聞」が同時に発行を開始しました。

記念日アニメ
夕刊紙の日

他の記念日

箱根用水完成の日
1670(寛文10)年、日本の土木史上重要な意味を持つ箱根用水が完成しました。
湖尻峠に約1200メートルのトンネルを掘って、芦ノ湖の水を富士山麓の数か村に導く用水で、深良村(現在の裾野市)の名主・大庭源之丞らが中心となって5年かけて完成させました。

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 夕刊紙の日
きょうの誕生花 → カランコエ
きょうの誕生日 → 1972年 有野晋哉 (芸人)

きょうの日本昔話 → カニにまけたネコ
きょうの世界昔話 → やまのおかしら
きょうの日本民話 → よっぱらったスズメ
きょうのイソップ童話 → 家がらくらべをするキツネとサル
きょうの江戸小話 → まんじゅうこわい

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2月24日 月光仮面の日

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2月24日 月光仮面の日

2月24日 月光仮面の日

 1958(昭和33)年のこの日、ラジオ東京(TBS)で国産テレビ映画ヒーローもの第1号である「月光仮面」の放映が開始されました。
 翌年7月5日まで133話が放映されました。
 白黒TVがやっと一般家庭に入ってきた時代です。

記念日アニメ
月光仮面の日

月に関する昔話
(ほら吹き男爵 →詳細)

月へオノを取りに行く話
福娘童話集より

月へオノを取りに行く話

 オホン、わがはいは、ミュンヒハウゼン男爵。
 みんなからは「ほら吹き男爵」と呼ばれておる。
 きょうは、トルコヘ戦に狩り出されたときの話をしよう。
 運の強いわがはいでも、ときには、しくじることもありましてな。
 わがはいは、うかつにもトルコ兵につかまると、奴隷にされてしまったのだ。
 わがはいに与えられた仕事は、トルコ王の牧場のミツバチの見はり番だった。
 日がな一日、ハチのお守りをして、タ方、巣箱へハチを連れもどすという、なんとも冒険家には似あわぬ仕事だ。
 さて、あるタ方のこと、ミツバチの数をかぞえると、一匹だけ帰っておらん。
 そこでゆくえをさがしてみれば、これはいかに、二頭のクマが今しも、そのハチを食らおうとしているところだった。
 わがはいはとっさに、腰の銀のオノをひきぬくと、クマたちめがけて投げつけた。
 ところがオノは、ねらいをはずして、上へ上へ、空高く舞いあがると、見るまにお月さまにつきささってしもうたんじゃ。
 さいわいクマは、ハチをほうり出して逃げてくれたが、となるとつぎは、オノを取りもどさなくてはいかん。
 だが、手をのばそうにも、お月さまはあまりに高い。
 といって、はしごがあるじゃなし、考えあぐねているときに、ポケットにあるトルコ豆のことを思い出したのじゃ。
 この豆ときたら、なにしろのびるのが速い。
 そこで足元の土に植えると、トルコ豆はすぐに芽を出し、ツルをのばし、あっというまに空ヘのびあがり、まもなく三日月のはじっこにからみついたんじゃ。
 おかげでわがはいは、ラクラクと月へ到着。
 ところが、月というところは、どこもかしこも銀色に輝いていて、これまた銀のオノをさがすのが一苦労。
 やっとのことで見つけ出し、さて、地上に帰ろうとすると。
 なんたることか、豆のツルは太陽の熱で枯れてしまっておった。
 しかたなくわがはいは、見つけたワラでなわをあみ、伝っておりることにしたんじゃ。
 少しおりると、用済みのなわをオノで切っては下につぎたし、それをくり返して、あと地上に四~五キロとなったとき、わが頼みのなわが突然切れて、わがはいはまっさかさま。
 大地に激突して、地中深くめりこんでしまった。
 あのときは、本当に痛かったぞ。
 そして、穴の中で気がついて、はて、どうやってはいあがろうかと腕をくんだときに目についたのが、生まれて四十年のばし続けていた、わが長つめじゃ。
 これで穴の壁に階段をきざみ、無事、地上に戻ったというしだいじゃ。
 また、次の機会に、別の話をしてやろうな。

おしまい

他の記念日

鉄道ストの日
1898(明治31)年、日本初の鉄道ストライキが実施されました。
日本鉄道会社の機関士ら400人がストライキに突入し、上野~青森の列車が運休しました。

地雷を考える日
1995(平成7)年、カンボジアで地雷の根絶を訴える集会が開かれました。

クロスカントリーの日
1977(昭和52)年、原野・森林等にコースを設定して走る競技・クロスカントリーの、統一ルールによる初めての大会がイギリスで開催されました。

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 月光仮面の日
きょうの誕生花 → クロッカス
きょうの誕生日 → 1967年 コージー冨田 (タレント)

きょうの日本昔話 → よっぱらいのばけものたいじ
きょうの世界昔話 → 橋の上の幸福
きょうの日本民話 → 爺婆かぼちゃ
きょうのイソップ童話 → よっぱらいとおかみさん
きょうの江戸小話 → 小男のねがい

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2月23日 税理士の日

366日への旅 > きょうは何の日? > 2月の記念日

2月23日 税理士の日

2月23日 税理士の日

 日本税理士会連合会が1969(昭和44)年に制定しました。
 1942(昭和17)年のこの日に「税理士法」の前身である「税務代理師法」が制定されたことを記念しています。
 納税者への申告納税制度の普及・定着をはかり、税理士制度の意義をPRすることを目的としています。

記念日アニメ
税理士の日

他の記念日

ふろしきの日
京都ふろしき会が制定。
「つ(2)つ(2)み(3)」(包み)の語呂合せ。

富士山の日
パソコン通信「NiftyServe」内のフォーラム「山の展望と地図のフォーラム(FYAMAP)」が制定。これとは別に、山梨県河口湖町が2001(平成13)年12月に制定。
「ふ(2)じ(2)さん(3)」(富士山)の語呂合せと、この時期、富士山がよく望めることから。

ロータリー設立記念日
1905(明治38)年、アメリカ・シカゴで、青年弁護士ポール・ハリスが友人3人とともに世界初のロータリークラブを設立しました。
ロータリークラブは、「会員同士の親睦を深め自己啓発を進めながら自分の職業を生かして世界や地域に奉仕して行くこと」を目的としています。現在では161の国や地域に約3万のロータリークラブがあり、約120万人の会員がいます。

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 税理士の日
きょうの誕生花 → じんちょうげ
きょうの誕生日 → 1956年 野口五郎 (歌手)

きょうの日本昔話 → ひろったさいふ
きょうの世界昔話 → かしこいグレーテル
きょうの日本民話 → 黒ギツネの霊カ
きょうのイソップ童話 → 山賊とクワの木
きょうの江戸小話 → 負け惜しみ

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2月22日 猫の日

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2月22日 猫の日

2月22日 猫の日

 「ニャン(2)ニャン(2)ニャン(2)」という猫の鳴き声の語呂合わせということで、猫の日制定委員会が1987(昭和62)年に制定しました。
 この日に決まったのはペットフード工業会が全国の愛猫家から公募した結果です。

記念日アニメ
猫の日

ねこに関する昔話
(ペローの童話 → ペロー童話の詳細)

長靴をはいたネコ
福娘童話集より

♪音声配信


長靴をはいたネコ

 むかしむかし、粉ひきが三人の息子を残して死んでしまいました。
 粉ひきは貧乏でしたから、財産といったら水車小屋(すいしゃごや)と、ロバと、ネコが一匹だけです。
 その中から、一番上の息子が水車小屋をもらい、二番目の息子がロバをもらい、三番目の息子がネコをもらいました。
「あぁー。ネコなんてもらっても、なんの役にもたちやしない。お金もなしに、どうやって暮らしていけばいいのかなあ」
 三番目の息子がグチをこぼすと、ネコがいいました。
「ご主人さま。まあ、そういわないで。わたしに長ぐつを一足と、大きな袋を一つ作ってください。そうしたら、必ずお役に立ってみせますから」
 三番目の息子はしかたなしに、いわれた物を作ってやりました。
「わあ、すてき、すてき。ありがとう」
 ネコはピカピカの長ぐつをはいて、大喜びです。
 さっそく森へ出かけていくと、途中の畑でお百姓(ひゃくしょう)にもらったニンジンを入れた袋を木のそばへ置いて、ジッと、ようすをうかがっていました。
 そこへ、なにも知らないウサギの一行がやってきて、袋の中へ、ピョン、ピョン、ピョン。
「よしよし、この大量のウサギを見れば、王さまも大喜びされるにちがいない」
 この国の王さまは、ウサギが大好物なのです。
 ネコはウサギの入った袋をぶらさげて、王さまのお城へ出かけていきました。
「王さま。このウサギは、わたくしの主人、カラバ公爵(こうしゃく)からの、おくり物でございます」
「これはかたじけない。よしよし、これからお礼にでかけるから、そう、お伝えしてくれ」
 それを聞いたネコは、急いで家ヘもどってきました。
「ご主人さま、ご主人さま、川の中へ入って、おぼれるまねをするのです。さあ、早く、早く」
 そういうと、ネコはありったけの声で、
「たいへん! たいヘん! カラバ公爵さまがおぼれそうだ! おまけにドロボウに服を盗まれた! 助けてください! 助けてください!」
 王さまは、それを聞いてビックリ。
「それ、みんな。早く助けてさしあげろ。ついでに、公爵殿のおめしになる服をさがしてこい」
 そのすきに、ネコは畑で働いているお百姓のところへ走っていくと、
「おい、おまえたち、この畑はだれのものだ?」
「はい、魔法使いさまの物です」
「いや、ちがう。これはカラバ公爵の物だ。だれかに聞かれたら、この畑はカラバ公爵の物だというんだ。さもないと、お前たちを頭からガリガリかじってやるからな!」
 ビックリしたお百姓は、
「へい、申します、申します。ですから、わたしたちを食べないでください」
 そこへ、王さまの馬車がやってきました。
「これこれ、このあたりの畑は、どなたの持ち物じゃな?」
「へい、カラバ公爵さまの畑でございます」
「ほほう、公爵殿は、こんなに広い畑をお持ちじゃったのか」
 王さまは、すっかり感心したようすです。
 そのすきにネコが、またどんどん走っていくと、りっぱなお城がありました。
「ははん、これが魔法使いのお城だな。よしよし、このお城をご主人さまの物にしてやろう」
 ネコはすました顔で、お城の中へ入っていきました。
「魔法使いさま、わたくしは、いだいなる魔法使いでいらっしゃる、あなたさまにお仕えしたくてやってまいりました。どうぞ、わたくしをあなたさまのけらいにしていただけないでしょうか?」
「ほう。けらいになりたいのか。よし、いいだろう」
「はっ、ありがとうございます。ところでいだいな魔法使いさま、うわさによると、あなたさまは、どんな物にでも姿を変えられるそうですが」
「ふふん。見たいというのなら、見せてやる」
 魔法使いは、パッとライオンの姿に早変わりです。
「わあ、おどろいた! でも、さすがのあなたさまも、小さなネズミにだけは化けられないでしょうね」
「なにをいうか。ネズミくらいは、朝めし前だ」
 魔法使いはパッと、小さなネズミに変わってみせました。
「それ、今だ!」
 ネコはヒラリと飛びかかると、ネズミに化けた魔法使いを、パクッと飲みこんでしまいました。
 ちょうどそこへやってきたのが、王さまの馬車です。
 ネコは、うやうやしくおじぎをすると、
「これはこれは、ようこそのお運びで。ここが主人のお城でございます」
「なんと、公爵殿は、こんなりっぱなお城までお持ちじゃったのか」
 感心した王さまは、公爵をお姫さまと結婚させることにしました。
 こうして貧乏だった粉ひきの息子は、ネコのおかげで、すっかりしあわせになりました。

おしまい

他の記念日

世界友情の日,国際友愛の日
ボーイスカウト・ガールスカウトの創始者パウエル卿夫妻の誕生日に因んで、1963(昭和38)年のボーイスカウト世界会議で制定し、1965(昭和40)年から実施。

食器洗い乾燥機の日
日本電機工業会が制定。
食器洗い乾燥機によって食後のゆとりができ、夫婦だんらんの時間ができるということから、「ふう(2)ふ(2)にっ(2)こり」の語呂合せ。

竹島の日
韓国と領土問題でもめている竹島への、日本国民の関心が薄れていることを懸念した竹島を所有する島根県が、竹島を同県の一部とした明治三十八年の県告示から百年を迎えたのに合わせ、2005(平成17年)の3月25日にこの「竹島の日」を制定。
竹島は島根県隠岐諸島の北西約百五十七キロに位置し、隠岐の島町内の管轄地だが、現在は韓国が「実効支配」しており、日本人は立ち入れない状態となっている。

太子会
622(推古天皇30)年、聖徳太子が斑鳩宮で薨去しました。
聖徳太子ゆかりの広隆寺・法隆寺(3月22日)・四天王寺(4月22日)等では聖徳太子の遺徳を偲ぶ法会が行われます。
推古天皇30年2月22日という忌日は『上宮聖徳法王帝説』に記述されている日附であり、『日本書紀』では推古天皇29年2月5日となっています。

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 猫の日
きょうの誕生花 → アフェランドラ
きょうの誕生日 → 1948年 都はるみ (歌手)

きょうの日本昔話 → つめときばをとられたネコ
きょうの世界昔話 → おばあさんと山のヤギ
きょうの日本民話 → イノシシを退治した侍
きょうのイソップ童話 → トビとヘビ
きょうの江戸小話 → 外からエヘンエヘン

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2月21日 日刊新聞創刊の日

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2月21日 日刊新聞創刊の日

2月21日 日刊新聞創刊の日

 1872(明治5)年、東京初の日刊新聞「東京日日新聞」(毎日新聞)が浅草で創刊されたのが旧暦のこの日です。
 東京日日新聞は、世界初の新聞戸別配達を実施し、1911(明治44)年には大阪毎日新聞と合併して全国紙へと踏み出しました。

記念日アニメ
日刊新聞創刊の日

他の記念日

国際母語の日
国際教育科学文化機関(ユネスコ)が1999年11月17日に制定。国際デーの一つ。
1952年、当時はパキスタンの一部だったバングラデシュで、ベンガル語を公用語として認めるように求めるデモ隊に警官隊が発砲し、4人の死者が出ました。バングラデシュでは、独立運動の中の重要な事件の一つとしてこの日を「言語運動記念日」としていました。

食糧管理法公布記念日
1942(昭和17)年、「食糧管理法」(食管法)が公布されました。

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 日刊新聞創刊の日
きょうの誕生花 → ひがんざくら
きょうの誕生日 → 1964年 モモコ (漫才師)

きょうの日本昔話 → 死に神のつかい
きょうの世界昔話 → ウサギどん キツネどん
きょうの日本民話 → おかしな手紙
きょうのイソップ童話 → カラスと白鳥
きょうの江戸小話 → ネズミおろし

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2月20日 歌舞伎の日

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2月20日 歌舞伎の日

2月20日 歌舞伎の日

 1607(慶長12)年のこの日、出雲の阿国が江戸城で将軍徳川家康や諸国の大名の前で初めて歌舞伎踊りを披露しました。
 1603(慶長8)年、京都四条河原で出雲の阿国が歌舞伎踊りを始めたのが歌舞伎の発祥とされています。
 四条河原では、それ以後女歌舞伎が評判となりました。

記念日アニメ
歌舞伎の日

歌舞伎にある昔話
(日本昔話)
福娘童話集より

牛若丸

牛若丸

 いまから、およそ八百年ほどまえのお話です。
 京都のはずれの山の中、はげしいふぶきの中をいそぐ母と子のすがたがありました。
 おさない子ども二人と、そして母のむねには、いま一人、乳飲み子がだかれておりました。
 そのころ、さむらいたちの二大勢力、源氏と平氏は、各地ではげしくたたかい、源氏の総大将、源義朝(みなもとのよしとも)は、ついに平氏の手によってたおされてしまいました。
 義朝のつま、ときわは、まだおさない今若、乙若、そして牛若の三人の子をつれ、なんとか平氏の手のとどかないところへにげようとしたのです。
 でも、とうとう平氏の武士たちに発見され、とらえられて、平清盛(たいらのきよもり)の前につれだされたのでした。
 清盛は、おさない子が、源氏の大将義朝の子であることを知ると、すぐに首をはねるようにと命じました。
 ところが、
「わたしの命はいりませぬ。そのかわり、どうかこの子たちの命だけはお助けくださいませ」
という、ときわのひっしのたのみに、心をうごかされた清盛は、子どもたちの命を助けることにしました。
 そのかわり、七さいの今若、五さいの乙若はすぐに寺へ、そして牛若も、七さいになったらかならず寺ヘ入れるよう、母のときわにやくそくさせたのでした。
 年月はまたたくまにすぎ、やがて清盛とのやくそくをはたさねばならないときがきました。
「牛若、そなたはもう七さい。寺に入って、りっぱなおぼうさまにならなければなりませぬ」
「お母さま!」
 こうして、七さいになったばかりの牛若は、やさしい母にわかれをつげなければならなかったのです。
「さびしいときは、お父さまが大切にしていた、このよこぶえをふきなさい」
 牛若丸があずけられた寺は、くらまの山の中、うっそうとしげる木立の中にある、くらま寺でした。
 牛若丸のきびしい修行生活がはじまりました。
 あるとき、牛若丸が一人で勉強していますと、どこからか、牛若丸をよぶ声がします。
「わかさま、わかさま」
「わたしをよぶのは、だれじゃ?」
 牛若丸がきょろきょろとあたりを見まわすと、見知らぬぼうずがすわっておりました。
「わかさま、お目にかかれてうれしゅうございます。わたしは鎌田正近と申す旅の僧。わかさま、よくお聞きくださいませ。あなたさまは、平氏にほろぼされた源氏の総大将、源義朝公のお子さまですぞ!」
「えっ、わたしがっ!」
「そうです、わたしも義朝公におつかえした身、義朝公は、清盛の手によってころされたのです。あなたさまは、父ぎみのかたきをうち、おごる平家をこらしめなければなりません。そして、源氏一門をたてなおさなければなりませんぞ!」
 なにもかも、はじめて聞く話でした。
 牛若丸は、山の中へ走りこんで、一人でなみだを流しました。
 それは、おさない牛若丸が一人でせおいこむには、あまりにも重い運命でした。
 そんな牛若丸を見ている、一人のテングがおりました。
 そのテングは、ひらりと高い木からとびおりると、牛若丸のそばに立ちました。
「立て、小僧! 男の子がいつまでないておる。さあ、わしについてこい」
 いうが早いか、テングはあっというまにすがたをけしてしまいました。
「あれ、どこいっちまったんだろう?」
 見ると、そばの木に太刀(たち)がたてかけてあります。
「よし、テングのやつ、これでとっちめてやる」
 太刀を持って木立の中をすすむ牛若丸の頭を、コツンとだれかがたたきました。
「いたい。だれだ!」
 頭をかかえてふりむくと、またも、コツン。
 また、コツン。
「わっはっはっは。小憎、それでは太刀があってもなんにもなりはせんぞ。それそれ、ぐずぐずしておると、またやられるぞ」
 牛若丸は、あわてて太刀をひろい、こんどはしっかり目をすえて、身がまえておりました。
 なにやらみょうなかげが、あっちへ、こっちへとびかいます。
 よく見ると、たくさんのカラステングが、グルッと牛若丸のまわりをとりかこんでいました。
「な、なにものっ!」
 テングたちは、牛若丸におそいかかります。
 負けてはならじと、太刀をふりまわす牛若丸。
 でも牛若丸は、かないっこありません。
 あちらこちら、めったやたらなぐられてしまいました。
 これではならじと牛若丸は、昼なお暗いくらまの山中で、もくもくと剣の修行にはげんだのです。
「それっ! 右だ! 左だ! 走れ! とべ! まわれ!」
 テングのしどうで、牛若丸の剣のうではみるみるじょうたつしました。
 それから何日かすぎた、ある月のかがやくばん。
「きえ~っ!」
 するどく切りこんできた、カラステングの太刀を、牛若丸は、ハッと打ちとめると、かえす刀ではげしくテングに打ちこんだのです。
「やった! やった! とうとうテングをたおしたぞ!」
 牛若丸の剣のうでは、とうとうテングをたおすまでになりました。
 その日いらい、もう牛若丸にかなうテングは一人もいなくなりました。
 そんなある日、テングが牛若丸にこういうのです。
「わかさま、わたしどもがお教えすることは、もうなにもありません。このうえは、りっぱなおさむらいになられますよう」
 そのテングたちも、源氏のことを思う義朝の家臣であったのかどうか。
 くらま山で剣をならった牛若丸は、十五の年に、くらま寺からそっとすがたをけしたということです。
 さて、ところかわってこちらは京都。
 そのころ都では、夜な夜な、怪僧弁慶(かいそうべんけい)なる者がすがたをあらわし、通行人の刀をうばっては、これを一千本あつめる祈願(きがん)をたてているといううわさで、おそれられていました。
 そして今夜が、その一千本めの日でありました。
 ここは、五条大橋。
 どこからともなく聞こえてくる、すんだふえの音。
 ふえをふいているのは、あの牛若丸でした。
「なんじゃ、子どもか。子どもに用はないわい」
と、いった弁慶でしたが、牛若丸のこしにさした太刀を見たとたん、
「うむ、みごとな太刀じゃあ。この太刀なら、一千本めにふさわしい」
と、なぎなたを高くかかげ、牛若丸の前に立ちはだかりました。
「やいやい、その太刀、おいていけ!」
 ところが、牛若丸は、弁慶のそばをスルリと通りぬけていきます。
「ぬぬ、よし、わしのなぎなたを受けてみよ、それ!」
 弁慶は、なぎなたをふりまわします。
 牛若丸は、ヒラリヒラリとかわしてしまいます。
 ここと思えばあちら、あちらと思えばまたそちら。
 牛若丸は、ヒョイととびあがりながら、手に持ったおうぎを投げました。
 おうぎは弁慶のひたいにあたり、弁慶はひっくりかえってしまったのです。
「ま、まいりました!」
 さしもの弁慶も、ガックリひざをついてあやまりました。
 弁慶は、このときから牛若丸の家来となって、いつまでも牛若丸につかえました。
 牛若丸は、のちに源九郎義経(げんくろうよしつね)となのって、兄の頼朝(よりとも)と力をあわせ、ついには壇ノ浦の戦いで、平氏をたおすことができたのです。

おしまい

他の記念日

旅券の日
外務省が1998(平成10)年に制定。
1878(明治11)年、「海外旅券規則」が外務省布達第1号として制定され、「旅券」という用語が日本の法令上初めて使用されました。
それまでは、「御印章」「海外行免状」と呼んでいました。

普通選挙の日
1928(昭和3)年、日本で初めて普通選挙が実施されました。
納税額に関係なく、すべての男性に選挙権が与えられました。女性も参加した完全な普通選挙が実施されるようになったのは1946(昭和21)年4月10日の総選挙からです。

アレルギーの日
日本アレルギー協会(日ア協)が1995(平成7)年に制定。
1966(昭和41)年、免疫学者の石坂公成・照子夫妻が、ブタクサによる花粉症の研究からアレルギーを起こす原因となる免疫グロブリンE抗体(lgE抗体)を発見したことを発表しました。

愛媛県政発足記念日
1873(明治6)年、石鉄県と神山県が合併して愛媛県が誕生しました。
1973(昭和48)年に最初の記念行事が行われ、「愛媛県章」「愛媛の歌」が制定されました。

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 歌舞伎の日
きょうの誕生花 → おうばい
きょうの誕生日 → 1950年 志村けん (タレント)

きょうの日本昔話 → 火事の知らせ方
きょうの世界昔話 → リスとマツの木
きょうの日本民話 → おぶさりてえ
きょうのイソップ童話 → クジャクとカラス
きょうの江戸小話 → 話半分

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2月19日 プロレスの日

366日への旅 > きょうは何の日? > 2月の記念日

2月19日 プロレスの日

2月19日 プロレスの日

 1955(昭和30)年、蔵前国技館で、日本で初めてプロレスの本格的な国際試合、力道山・木村×シャープ兄弟の試合が開催されました。
 力道山は、日本プロレス協会(JWA Japan Pro-Wrestling Alliance)設立者で相撲からプロレスに転向しました。

記念日アニメ
プロレスの日

他の記念日

万国郵便連合加盟記念日
1877(明治10)年、日本が、郵便の国際機関・万国郵便連合(UPU)に加盟しました。
万国郵便連合ができたのは1874(明治7)年で、日本は独立国としては世界で23番目、アジアでは最初に加盟しました。
戦前に一度脱退し、1948(昭和23)年6月1日に再加盟しました。

強制収容を忘れない日
1942(昭和17)年、ルーズベルト大統領の命令により、アメリカ在住の日系人11万2千人が強制収容所へ転住させられました。

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → プロレスの日
きょうの誕生花 → すみれ
きょうの誕生日 → 1966年 薬丸裕英 (歌手)

きょうの日本昔話 → ふたをとらず
きょうの世界昔話 → 月の夜の訪問者
きょうの日本民話 → トラのあぶら
きょうのイソップ童話 → 壁とくぎ
きょうの江戸小話 → なべや

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2月18日 エアーメールの日

366日への旅 > きょうは何の日? > 2月の記念日

2月18日 エアーメールの日

2月18日 エアーメールの日

 飛行機によって初めて郵便物が運ばれたのが、1911(明治44)年のこの日です。
 これは、インドのアラハバードで開かれていた博覧会のアトラクションとして実施されたもので、会場から8キロ離れたナイニジャンクション駅まで6000通の手紙が飛行機で運ばれました。

記念日アニメ
エアーメールの日

他の記念日

嫌煙運動の日
1978(昭和53)年、東京・四谷で「嫌煙権確立をめざす人々の会」が設立されました。
既に札幌市に「非喫煙者を守る会」がありましたが、「日照権」をヒントにして作られた「嫌煙権」という新語のアピールによって嫌煙運動が全国に広まりました。

冥王星の日
1930(昭和5)年、アメリカ・ローウェル天文台のクライド・トンボーが、1月23日と1月29日に撮影した写真との比較研究から、太陽系第9惑星・冥王星を発見しました。
内側の天王星の運行の乱れからもう1つの惑星、即ち太陽系の一番外側の惑星の存在は予言されていましたが、予想を遥かに下回る15等星という暗さのため、発見が遅くなりました。
その暗さから、ギリシア神話の冥府の神に因みplutoと名附けられました。
しかし、2006年8月24日国際天文学連合により、冥王星はDwarf・Planet(ドワーフプラネット)と再分類し直され、日本ではそれを直訳通りに矮惑星と呼んでいました。
そして2007年3月21日、日本学術会議によって「矮惑星」ではなく「準惑星」と表記することを推奨すると決まりました。

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → エアーメールの日
きょうの誕生花 → たんぽぽ
きょうの誕生日 → 1961年 影山ヒロノブ (歌手)

きょうの日本昔話 → ネコの大カボチャ
きょうの世界昔話 → 三人の軍医さん
きょうの日本民話 → 炭やき長者
きょうのイソップ童話 → 旅人とカラス
きょうの江戸小話 → 滝のぼり

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2月17日 ツタンカーメン王墓発掘の日

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2月17日 ツタンカーメン王墓発掘の日

2月17日 ツタンカーメン王墓発掘の日

 1925(大正14)年、ハワード・カーターが、エジプトの王家の谷でツタンカーメン王のミイラを発見しました。
 純金製の棺桶とマスクなど3000点以上の品々が埋葬されていましたが、この発掘後、スポンサーをはじめ多数の関係者が次々に謎の死を遂げています。

記念日アニメ
ツタンカーメン王墓発掘の日

他の記念日

天使のささやきの日,天使の囁き記念日
北海道幌加内町の「天使の囁きを聴く会」が1994(平成6)年に制定。天使の囁きとは、空気中の水蒸気が凍ってできるダイヤモンドダストのことです。
1978(昭和53)年、幌加内町母子里の北大演習林で氷点下41.2℃という最低気温が記録されました。
しかし、気象庁の公式記録の対象から外れていたため、1902(明治35)年1月25日に旭川市で記録された氷点下41.0℃が公式の日本最低気温となっています。
これをプラスイメージに変えようと、町内の若者グループが中心となり、この日ダイヤモンドダストの観察等厳冬の一夜を体験する「天使の囁きを聴く集い」を1987(昭和62)年から開催しています。

ノアの洪水の日
旧約聖書で「ノアの洪水」が起きたのがノアが600歳の時の第2の月の17日となっています。
40日間雨が降り続いてすべてが水没し、1年後の第2の月27日に地が乾きました。

雪の特異日
東京で雪の降る確率が高い日。
1981~87年の7年間で70%の確率で雪が降っています。

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → ツタンカーメン王墓発掘の日
きょうの誕生花 → しゅろちく
きょうの誕生日 → 1963年 マイケル・ジョーダン (バスケットボール)

きょうの日本昔話 → ハマグリ姫
きょうの世界昔話 → はたらくことをおぼえた人間
きょうの日本民話 → ウナギ釣り
きょうのイソップ童話 → ネズミの会議
きょうの江戸小話 → 水、おのぞみしだい

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2月16日 天気図記念日

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2月16日 天気図記念日

2月16日 天気図記念日

 1883(明治16)年のこの日、ドイツ人の気象学者エリヴィン・クニッピングの指導により、日本初の天気図が作成されました。
 同年3月1日からは印刷して毎日発行されるようになりました。

記念日アニメ
天気図記念日

天気に関する昔話
(日本昔話)

カッパの雨ごい
福娘童話集より

カッパの雨ごい

 むかし、森にかこまれた小さな村がありました。
 その森の中に、古いぬまがあって、一ぴきのカッパがすんでおりました。
 このカッパは、ひどいいたずらもので、畑をあらしたり、ぬまへ人をひきずりこんだりのわるさをするので、村の人たちはたいそうこまっていました。
 ある日のこと、この村にやってきた旅のぼうさんが、いたずらカッパの話を聞きました。
 ぼうさんは、さっそくぬまへいって、カッパをよびだしていいました。
「おめえさんは、わるいことばかりしとるようじゃが、いったい、なにが気に入らんで、そんなことするんじゃあ? うん?」
 するとカッパは、こんなことを話しはじめました。
「わしはなあ、カッパの身の上がつらいんよ。こんなすがたでは、人間のなかまには入れてもらえず、そうかといって、魚やカメのなかまでもねえ。おもしろくねえ。だからおらあ、ときどきむちゃくちゃあばれまわっとるのよ」
 話しているうちに、カッパは悲しくなってきました。
「おぼうさま、人間に生まれかわるには、どうしたらいいだ」
「それはのう、おまえが生きているあいだに、なにか人のためになることをすることだ」
「そうか、わかった」
 カッパはぼうさんに礼を言うと、帰っていきました。
 その年の夏のことです。
 村は何日も何日も日でりがつづいて、作物はかれるし、いどの水もなくなってしまうしで、村人たちは、毎日毎日広場に集まって、朝からばんまで空に向かって雨ごいをしました。
 うらない師のおばあさんも、雨がふるようにいのりつづけました。
「雨をふらせてたもれ、雨をふらせてたもれ!」
 そのころ、あのぬまのカッパが、村の中へ入ってきました。
「カッパじゃ、やっつけろ!」
 村人たちは、カッパをとりかこんでおそいかかりました。
 日ごろのうらみをはらそうと、なぐったりけったり。
 だけど、カッパはおとなしく、されるままです。
 そして、いまにも死にそうなようすでやっと顔を上げると、雨ごいをさせてくれとたのみました。
 村人たちは、またカッパがいたずらでもするのかと思いましたが、このひどい日でりに、わらをもつかむ思いで、カッパをしばったまま、広場のやぐらの上につれていきました。
 カッパはしばられたまま、やっとのことで体をおこし、天をあおいでいのりはじめました。
「神さま、おら、いままでわるいことばかりして、村の衆にめいわくをかけてきた。だから、おらの命とひきかえに、村に雨をふらせてはくださらんか。どうか、おねげえですだ」
 カッパの雨ごいは、何日も何日もつづきました。
 そのあいだ、カッパは水も飲まなければ、食べものも食べません。
 カッパのいのりの声は、苦しそうに、とぎれとぎれになっています。
「神さま・・・、おねげえです・・・だ。雨をふらせて・・・けろ・・・」
 カッパのいのりがあんまり熱心なので、いつのまにか、村じゅうの人たちもいっしょになっていのりはじめました。
 すると、ふしぎなことに、空には急に雨ぐもがたちこめて、大つぶの雨がポツリ、ポツリ。
 とうとう、ザーザーと、雨がふってきました。
 雨はみるみるはげしくなり、やがて、たきのようにふりだしました。
「カッパの雨ごいが天にとどいたぞ!」
 カッパは、天をあおぐと、
「・・・神さま、ありがとう」
 はげしい雨に打たれながら、まんぞくそうな顔で死んでいました。
 それからしばらくして、旅のぼうさんがまたこの村をおとずれて、このことを知りました。
 ぼうさんは、人間になりたがっていたカッパの話をして、
「命がけでつみほろぼしをしたんじゃもの。いつか人間に生まれかわって、この村にくるかもしれんなあ」
 村人たちは、ぬまの近くに小さなカッパのはかを立て、いつまでもカッパの雨ごいの話を語りつたえたそうです。

おしまい

他の記念日

全国狩猟禁止
11月15日の解禁日まで北海道以外の全国で狩猟禁止。
北海道は2月1日~9月30日。

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 天気図記念日
きょうの誕生花 → ふきのとう
きょうの誕生日 → 1975年 相川七瀬 (歌手)

きょうの日本昔話 → もちのまと
きょうの世界昔話 → 赤い靴
きょうの日本民話 → 丸岡城の人柱
きょうのイソップ童話 → ライオンとヒツジ飼い
きょうの江戸小話 → 井戸ほり

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366日への旅 > きょうは何の日? > 2月の記念日

2月15日 お菓子の日

2月15日 お菓子の日

 毎月15日はお菓子の日です。
 特にバレンタインデーの次の日である2月15日は、一番重要視されています。
 お菓子の日は、全国菓子工業組合連合会が1981(昭和56)年に制定しました。
 お菓子の神様を祀った例大祭が15日に行われていた故事にちなんでいます。
 お菓子の神社としては、和歌山県下津町・橘本神社、兵庫県豊岡市・中嶋神社が知られています。

記念日アニメ
お菓子の日
お菓子に関する昔話
(グリム童話 →詳細)

ヘンゼルとグレーテル
福娘童話集より

ヘンゼルとグレーテル

 むかしむかし、ある森のはずれに、貧乏(びんぼう)なきこりが、おかみさんと二人の子どもをかかえてくらしていました。
 子どもの一人は男の子で、名前をヘンゼルといい、もう一人は女の子で、名前をグレーテルといいます。
 ある年のこと、夏だというのに国じゅうにひどい寒さがやってきて、畑の作物をすっかり枯(か)らしてしまったので、みんなは食べ物にこまっていました。
 ただでさえ貧乏なきこりは、ろくにパンにもありつけず、これから先どうしたものかと心配して、夜もおちおちねむることができません。
 その夜もねむられずに、あっちへゴロリ、こっちへゴロリと、寝返りをうっていると、おかみさんが小声で話しかけました。
「ねえ、あんた。このままでは親子四人、ともだおれですよ」
「そうだろうなあ。でも、しかたがない」
「ねえ、ここは思いきって、子どもを手ばなしてみてはどう? あとは、天の神さまにまかせてさ」
「なんだって! それは、どういうことだね?」
 おかみさんは、となりのへやで寝ている子どもたちを気にしながら、耳もとで、ささやくようにいいました。
「だって、このままこうしていても、どうせ、うえ死にするにきまっているでしょう。だから、二人の子どもを遠い森につれだして、おいてきぼりにしてくるんだよ。運がよければ、わたしたちも助かるし、子どもたちも助かるでしょう」
「それは、そうかもしれないが、・・・しかし、子どもたちをすてるなんて」
「じゃあ、このまま四人とも死ぬかい? あたしはいやだよ、このまま死ぬのを待つなんて」
「・・・・・・」
 かなしいお話しですが、この時代には、よくこんなことがありました。
 食べ物がないために子どもを殺したり、わずかなお金で子どもを人買いに売ったりする親もいましたから、この両親は、まだましな方かもしれません。
 さて、この二人の話を、となりのへやの子どもたちが、すっかり聞いてしまいました。
 とっくに寝ている時間ですが、なにしろおなかがペコペコだったので、寝るに寝られなかったのです。
 妹のグレーテルが、かなしくてシクシクとなきだしました。
「あたしたち、すてられてしまうんだわ。今夜きりで、家なしっ子になってしまうんだわ」
「グレーテル、なかなくてもいいよ。ぼくがついているからね。なあに、すてられてたまるもんかい」
と、兄のヘンゼルはグレーテルをなぐさめると、元気づけるようにいいました。
「ぼくはね、たとえすてられても家に帰ってこれる、いいことを考えたんだ」
 ヘンゼルとはそういって、そっと、まどから外へぬけだしました。
 外の道には、白い小石が月の光をあびて、白く光っていました。
 ヘンゼルは白い小石をひろって上着のポケットにたくさんつめこんでから、ねどこへもどって寝てしまいました。
 つぎの朝、まだ夜が明けきらないうちに、おかあさんが子どもたちを起こしました。
「きょうは、森へつれてってあげますよ。はい、これはおべんとうですよ」
と、いって、手のひらほどのパンを一つずつわたしました。
「きょうの食事は、これっきりなんだから、食べたくても、お昼になるまでがまんするのですよ」
 四人はそろって、森へ出かけました。
 そのとちゅう、ヘンゼルはときどき立ちどまって、じぶんの家をふりかえってみました。
 そして、いま来た道をたしかめると、目じるしとしてポケットの小石を一つずつ、こっそり落としました。
 あまりたびたびふりかえるので、お父さんがふしぎに思ってたずねました。
「どうして、そんなに立ちどまるんだい?」
「うん、うちの家のやねに白いネコが上がって、ぼくにさようならしてるんだもの」
 おかあさんが、横から口を出しました。
「あれはね、やねにお日さまがあたって、チカチカ光ってるんだよ」
 そしてそのうちに、目的の場所へやってきました。
 ここは、ふかいふかい森の中です。
「おまえたちは、小えだをたくさん集めておいで」
と、おかあさんがいいました。
 集めてきた小えだに火をつけると、おとうさんがいいました。
「寒くないように、たき火にあたって待っていなさい。お父さんとお母さんは、この近くで木を切っているからね。仕事がすんだら、よんであげるよ」
 二人の子どもは、たき火をかこんであたっていました。
 やがて少しはなれた所から、コツン、コツンと、木を切る音がしてきました。
 二人にはその音が、
♪お父さんは、ここだよ
♪お母さんも、ここにいるよ
と、歌っているように聞こえたので、安心していました。
 二人はお昼になって、パンを食べました。
 小さなパンは、あっというまになくなりました。
 コツン、コツンと木を切る音は、お昼も休まずに、つづいていました。
 たいくつした子どもたちは、ごろりと横になると、いつのまにかぐっすりねこんでしまいました。
 そのうちに火が消えて、寒さにふるえながら目をさますと、あたりはすっかり暗くなっています。
 ですが、木を切る音はまだつづいています。
 さびしくなった二人は、音をたよりにそばまでいってみると、それは木を切る音ではなくて、えだにぶらさげた丸たんぼうが、風にゆられてぶつかる音だったのです。
「お父さーん」
「お母さーん」
 二人はよんでみましたが、なんの返事もありません。
 グレーテルは、声をあげてなきだしました。
「あーん、あたしたち、とうとうすてられたんだわ」
 ヘンゼルは、妹をなぐさめていいました。
「だいじょうぶだよ。ぼく、帰り道を知ってるんだから。お月さまが出るまで、まっておいで」
 やがて月が出ると、足もとが明るくなりました。
 すると、どうでしょう。
 ヘンゼルの落としてきた白い小石が、月の光にキラキラとかがやきはじめたのです。
 二人はそれをたどりながら道を歩き、朝になる頃、ようやく家へ帰りました。
 お父さんも、お母さんも、二人が帰ってきたのでビックリです。
 二人とも、森の中においてきた子どものことが心配で、ひとばんなきあかした赤い目に、なみだをうかべてよろこびました。
 でも何日かたって、子どもたちは、またべつの森へつれだされました。
 それがあまりきゅうだったので、白い小石を拾っているひまがありませんでした。
 そこでヘンゼルは、おべんとうのパンを細かくちぎって、それを目じるしに、道のところどころへ落としておきました。
 ところが、これは失敗でした。
 おいてきぼりにされた二人が、いざ帰ろうとすると、目じるしのパンがなくなっているのです。
 月は前のときよりも明るくてらしているのに、パンはひとかけらも見あたりません。
 それもそのはず、昼のうちに、森の小鳥たちが食べてしまったのです。
 二人の子どもは、ついに、まい子になってしまいました。
 あっちの道、こっちの道と、ひと晩じゅう、歩きまわりました。
 つぎの日も歩きつづけましたが、森から出られるどころか、どんどん奥へまよいこんでしまいました。
「どうしよう、森から出られないよ」
 そのとき、きれいな白い小鳥がとんできて、ピヨピヨ鳴きながら、おいでおいでと尾っぽをふりました。
 そばまで行くと、小鳥はまた先へ行って、おいでおいでをします。
 小鳥にみちびかれて、しばらく行くと、そこには小さな家がありました。
 小鳥はその小さな家の屋根にとまっていましたが、二人が近づくと、すっとすがたを消してしまいました。
「あれ、小鳥が消えちゃった。・・・それにしても、この家はいいにおいがするな」
「ヘンゼル! みてみて。この家、おかしでできているよ!」
 おどろいたことに、その小さな家は、おかしでできた、おかしの家だったのです。
 屋根のかわらが板チョコで、まわりのかべがカステラで、まどのガラスが氷ざとうで、入り口の戸はクッキーと、どこもかしこも、おかしでした。
 二人のおなかはペコペコだったので、ヘンゼルは、まどガラスをはずしてガリガリとかじりました。
 グレーテルは屋根のかわらをはぎとって、むしゃむしゃと食べました。
 すると家の中から、だれかの声がしてきました。
「だれだね、わたしのうちをかじるのは?」
 きゅうにクッキーの戸があいて、年をとったおばあさんが出てきました。
 二人はビックリして、にげだしました。
「おまち、にげなくてもいいよ、かわいい子どもたち。おばあさんは、一人でたいくつしているところなんだよ。さあ、おうちへおはいり。ミルクにココア、ミカンにリンゴ、なんでもあるよ」
 二人は、ふりかえって、
「あれ、しかられるんじゃなかったのか」
「ああ、よかったわ」
と、むねをなでおろして、もどっていきました。
 家へはいると、おばあさんのいった物が、ちゃんとテーブルの上にならべてありました。
 そしてそばに、子どものベッドも二つ、ならべてありました。
「さあ、お食べ。おかわりはどんどんあるからね」
 二人は飲むだけ飲んで、食べるだけ食べると、ベッドへもぐって寝てしまいました。
 おばあさんは子どもたちの寝顔を見ると、ニヤリと笑いました。
「ヒッヒヒヒ、どっちの子から食べようかね。ひさしぶりに、おいしいごちそうにありつけるよ」
 なんとおばあさんは、人食いの魔女だったのです。
 白い小鳥をつかって二人をおびきよせ、おかしの家をおとりにして、まちぶせていたのです。
 朝になると、おばあさんはヘンゼルを大きな鳥かごにほうりこんで、戸にかぎをかけてしまいました。
 それから、グレーテルをたたきおこして、
「いつまで寝ているんだい! さっさと水をくんできて、うまいごちそうをこしらえるんだ。おまえの兄さんに食べさせて、太らせるんだからね。やせてちゃ、まずくて食えないからね」
と、どなりつけました。
 かわいそうにグレーテルは、いいつけどおりに料理を作って、兄さんを太らせなければならないのです。
 しばらくたったある日、おばあさんはヘンゼルを入れた鳥かごにやってきていいました。
「どうだいヘンゼル、すこしは太ったかい? どうれ、指を出してお見せ」
 おばあさんは目が悪く、あまりよく見えなかったのです。
 そこでヘンゼルは、指のかわりにスープのだしがらの鳥のほねをさしだしました。
 おばあさんは、それを指だと思って、
「やれやれ、まだそれっぽっちか。これじゃあ、もっともっと料理をふんぱつしなくちゃね」
と、いいました。
 しかし、いくら料理をふんぱつしても、ちっともききめがあらわれないので、おばあさんは、とうとうまちきれなくなりました。
「もう、がまんができない。ガリガリだろうが、かまうもんか。きょうというきょうは、大なべにぶちこんで食ってやるよ。さあグレーテル、いそいで大なべに水をいれな。水をいれたら、火をたくんだよ」
と、おばあさんがどなりました。
 悲しいことに、グレーテルは兄さんを料理するために、火をたかなければならないのです。
 グレーテルは、しくしくなきだしました。
(こんなめにあうのだったら、いっそのこと、森の中でオオカミに食べられて死んだほうがましよ。それだったら、兄さんといっしょに死ねたのに)
と、思うと、ポロポロなみだがこぼれてとまりません。
「なにをぐずぐずしてるんだね。さっさと火をたきな!」
 おばあさんが、包丁(ほうちょう)をとぎながらどなりますが、いくらどなられても、こんな悲しいことは、てきぱきとやれません。
 グレーテルがいつまでものろのろやっているものですから、おばあさんは、すっかりはらをたてて、ついでにグレーテルも食べてしまおうと思いました。
 ちょうど、パン焼きがまの火がもえていたので、
「ほかのことは、あとでもいい。パンがやけるかどうか、かまどの中へはいって、火かげんを見てみな」
と、いいつけました。
 おばあさんはグレーテルをかまどの中にとじこめて丸焼きにして、頭からガリガリ食べてしまうつもりだったのです。
 グレーテルは、すぐにそれに気がつきました。
 そこで、わざと首をかしげると、
「どうやってはいるのか、わたし、わからないわ」
と、いいました。
「バカだねえ、おまえは。こんなでっかい入口じゃないか。こうやって、ちょっとからだをかがめりゃ、このばあさんにだって、はいれるじゃないか」
と、おばあさんが、かまどの入口へ頭をつっこんで見せました。
(いまだわ!)
 グレーテルはおばあさんを、力まかせにうしろからつきとばしました。
「うぎゃぁぁぁーー!」
 かまどにころげおちたおばあさんは、カミナリが落ちてきたかと思うほどのさけび声をあげると、そのまま焼け死んでしまいました。
 グレーテルは、鳥かごにとじ込められた兄さんのところへかけよりました。
「魔女はやっつけたわ! あたしたち、助かったのよ!」
「ほんとうかい! ありがとう、グレーテル」
 やっと鳥かごから出ることのできたヘンゼルは、妹をだきよせて、ないてよろこびました。
 さて、持ち主のいなくなったおかしの家の中には、ダイヤモンドやしんじゅなど、たくさんの宝物がしまってありました。
 ヘンゼルとグレーテルは、それをポケットに詰めこめるだけ詰めこみました。
 そして二人はいく日もかかって、ようやく、じぶんの家へ帰っていったのです。
 ヘンゼルとグレーテルのすがたを見て、お父さんとお母さんは、なみだをながしてよろこびました。
「ごめんよ、ほんとうにごめんよ。もうけっして、おまえたちをすてたりしないからね」
 お父さんがあやまると、お母さんもなきながらいいました。
「わるいお母さんをゆるしてね。おまえたちがいれば、食べ物がなくてもかまわないわ。うえて死ぬときは、四人いっしょだよ」
 お父さんもお母さんも、すっかりやせこけていました。
 すててきた子どもたちのことが悲しくて、あれからひとかけらのパンも、のどを通らなかったのです。
「お父さんも、お母さんも、やせたねえ」
 ヘンゼルはそういって、グレーテルに目で合図をしました。
 そして二人はポケットに入れていた物を取り出して、ニッコリほほえみました。
「でもだいじょうぶ。これで、すぐに太れるよ」
 お父さんもお母さんも、二人が取り出した宝物を見てビックリ。
 それから四人は、しあわせにくらしました。

おしまい

他の記念日

春一番名附けの日
春一番とは、春本番に先だって数日間にわたって吹く南からの強い風のことです。
気象庁では「立春から春分までの間で、日本海で低気圧が発達し、初めて南よりの強風が吹き、気温が上昇する現象」と定義しています。
元々は壱岐や瀬戸内海の漁民の間で使われていた言葉でしたが、気象用語になってから一般的になりました。

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → お菓子の日
きょうの誕生花 → ひなぎく(デージー)
きょうの誕生日 → 1967年 堀ちえみ (歌手)

きょうの日本昔話 → ネズミのよめいり
きょうの世界昔話 → 魔法のボウシ
きょうの日本民話 → 寝太郎物語
きょうのイソップ童話 → 毛をかられるヒツジ
きょうの江戸小話 → 新しい

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2月14日 バレンタインデー

366日への旅 > きょうは何の日? > 2月の記念日

2月14日 バレンタインデー

2月14日 バレンタインデー

  バレンタインデーは、田園と牧人の神ルペルクス(ファウヌスの別名)をたたえる古代ローマのルペルカリアの祭(2月15日)が起源とされており、この祭り が、兵士の自由結婚禁止政策に反対したバレンタイン司教が、ローマ皇帝の迫害により西暦269年に殉教した日を記念した祭日(2月14日)とむすびつけら れて出来たものです。
 その後、聖バレンティヌスは恋人たちの守護者とされ、この日は恋人たちの愛の誓いの日となったのです。
 日本では1958年頃より流行しはじめ、お菓子メーカーの努力によって、女性から男性にチョコレートを贈るという、日本独自の習慣が生まれました。

記念日アニメ
バレンタインデー

他の記念日

チョコレートの日
日本チョコレート・ココア協会が、バレンタインデーのギフトアイテムとして使われるチョコレートをさらにPRする為に制定。

ネクタイの日
バレンタインデーの相乗り。

煮干の日
全国煮干協会が制定。
「に(2)ぼし(14)」の語呂合せ。

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → バレンタインデー
きょうの誕生花 → シネラリア
きょうの誕生日 → 1971年 酒井法子 (歌手)

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2月13日 銀行強盗の日

366日への旅 > きょうは何の日? > 2月の記念日

2月13日 銀行強盗の日

銀行強盗の日

 1866(慶応2)年のこの日、当時の人々に「西部のロビン・フッド」ともてはやされたジェシー・ジェイムズ兄弟が、初めて銀行強盗に成功しました。
 この事件は、アメリカで白昼に起きた初の銀行強盗事件ともいわれています。
 彼らを主人公にした映画「ロングライダーズ」はヒットしました。

記念日アニメ
銀行強盗の日

強盗の出てくる昔話
(江戸小話)

越後屋
福娘童話集より

 むかし、おしこみ強盗の一団がおりました。
 ある晩、江戸一番の越後屋呉服店(えちごやごふくてん)へおしこむことにきまりました。
 親分は、手下(てした→子分のこと)のものを見わたして、
「よいか。人にけがをさせて、反物(たんもの→服)をよごしたのでは、金にならん。店のやつは、かたっぱしからさるぐつわ(声を立てさせないように、手ぬぐいなどを口にかませて、後頭部にくくりつけること)をはめ、柱にしばりつけろ。そのうえで、全部持ち出すんだ。いいな」
「へえ」
 そこで、用意万端(よういばんたん→よういが完全な事)ととのえ、夜ふけを待って、越後屋ヘ押し入りました。
「お店にどろぼうだー!」
と、走りでてくる番頭に手代。こぞうに下男。お針に女中。
 出てくれば、ふんじばり、出てく